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同じく垣谷美雨さんの
「七十歳死亡法案、可決」を
またまた、あさこはんに借りて読みました。

面白かったよ~。おおきにね~、あさこはん。

なんとも過激なタイトルで、
最初見たときは、SF小説か? と思いました。

・・・が、これもリアルで、”あるある”な話でした。

この本は2012年に単行本で出ています。
なので、6年前の本です。
にもかかわらず、今読んでも全然古くありまへん。

内容は、
日本は高齢化で、年金制度、健康保険制度、介護保険制度が
崩壊寸前・・・てことで、それを解決すべく、
「国民全員、70歳の誕生日から30日以内に死なないといけない」
という法案が可決され、2年後に施行されることとなった。
というのが背景で、それをめぐって様々な人間模様が描かれてます。

55歳の東洋子は、わがままな寝たきりの義母(84歳)
   この義母がひどい人で、東洋子を女中のようにこきつかい、
   感謝の一言もない。私なら3日と持たない。
の介護を10年以上も続け、肉体的にも精神的にも疲労困ぱい状態の上に、
家事にも介護にも一切かかわろうとしない夫、
(しかも早期退職し、友人と世界一周旅行に出かけてしまう)
ひきこもりの息子、一人暮らしをして家には帰ってこない娘がいる。

夫には、姉と妹がいるが、この二人も自分の母親の介護は
嫁の東洋子にまかせっきり。
なんだかんだと理由をつけて、実家には寄り付かない。
・・・が、義母が遺産相続の話があると言うと、
何を置いてもとんでくる。

七十歳死亡法案が施工される2年後には、
東洋子も、義母の介護から解放されるのだが、
自分だって70歳まであと15年しかない。
その貴重な15年のうちの2年も
介護に捧げなければならないかと思ったら、
もう我慢の限界がきて、反乱を起こす。

・・・という話です。

これ以上書くとネタバレになるので、やめときます。

私にしてはめずらしく、
読んでる途中から、この物語の〆がどうなるのか、
なんとなくわかってきてしまいました。

でも、これは推理小説じゃないので、そんなことはどうでもよく、
それより、登場人物たちの心の声(つまり本音)の
描かれ方が面白かったです。



Tag:七十歳死亡法案、可決 垣谷美雨 おススメ本 高齢化

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